特定非営利活動法人 SAGAアウトドアガイドクラブ

SAGAアウトドアガイドクラブは人と自然を安全に結ぶためのサポートをしています。

団体概要

設立の趣旨

 近年の自然志向の高まりの中で自然の中に楽しみを見出したいと思う人たちは確実に増え続けています。 また、一方では自然との共生が人々の共有理念となるべき21世紀を迎えながら、ほとんど自然体験をもたない 世代も増えつづけており、この世代に自然を体験する機会や場を提供する必要性も増しているといえます。

 しかし、自然は現代人にとっては非日常の世界であり、そこで起きている事故の大半は自然への無知、 無理解な初心者によって引き起こされています。 これらの人々に安全に自然に親しんでもらうために、また、人も自然の一部であることを体で感じてもらうためには、 適切な指導、サポートが必要ではないでしょうか。

 このような自然に親しむための指導、啓蒙活動はこれまでも各山岳会やボーイスカウト、その他の自然愛好団体 によって支えられてきました。 しかし、個人中心の価値観が主流となる中、団体に加入することに抵抗感を持つ人が増え、これらの団体の活動だけでは ニーズに応えられない状況になっています。 また、そこに求められるノウハウ、経験などもより専門的なものが必要とされる時代になったのではないでしょうか。

 そこで私たちは「自分の味わった感動を他の人にも伝えたい。」「職業として自然に関わりたい。」「これまでの 経験や知識を他の人にも伝えたい。」などの思いを持つ、自然に接するノウハウを持った者の集まりとして「SAGAアウト ドアガイドクラブ」を設立し、安全な自然の楽しみ方、自然を傷つけない楽しみ方の指導、啓蒙活動、自然体験のサポート、 自然保護・保全の活動を特定非営利事業として推進したいと思います。

活動1
活動2
活動3
活動4

運営資金

 ガイドクラブはNPO法人として、事業収入によって運営されています。入会金や年会費はありません。 NPOの活動に対しては様々な助成金制度などもあり、その利用は私たちも検討していますが、ガイドクラブの理念に基づいた 事業運営のためには自前で収入=運営資金を確保することが不可欠であると考えています。

事業

 ガイドクラブでは事業をその性格により、収益事業、ボランティア事業の2つに分けて実施しています。どちらもガイド クラブの理念に基づく事業ですが、資金確保を目的にしているか否かがその違いです。 収益事業は経済的負担をになえる方々のための事業で、その受益者となるみなさんから応分のご負担をいただき、その収益は ガイドクラブの運営費、ガイド個人の労働報酬、ボランティア事業の原資となります。

■収益事業-ガイドクラブの収益(活動資金)、ガイド個人の労働報酬となる事業

登山教室・カヌー教室・登山ガイド・カヌーガイド、その他自然に関する各種教室、クラブ運営(サンガゆめ倶楽部など)、 アウトドアイベントのサポートなど

■ボランティア事業-収益の有無に関わらず実施する事業

ボランティア事業はおもに子供の健全育成委員会、自然保護委員会の事業がそれにあたります。
事業によっては活動資金(特定目的の資金-自然保護のための基金など)を得るために行う場合もありますが、ガイドクラブ 会員は無償で事業の実施にあたります。 自然林回復運動、清掃登山、道標や目印の設置、コンピカ冒険隊の運営、子供や障害者のためのアウトドアイベント、又は そのサポート、その他自然保護のためのイベント

事業運営

 ガイドクラブ会員は誰でもクラブの理念にもとづいて新しい事業を起こすことができます。 3つの委員会と事務局はそれをサポートするための組織です。

■各事業の運営責任の所在と運営形態

  • その事業の計画立案者、実行責任者の責任において運営し、必要な装備、サブスタッフの確保をクラブでバックアップ。
  • 各事業の運営リスクが責任者の個人的リスクにならないよう賠償責任保険、障害保険などでバックアップ。
  • 収益の管理分配はクラブが行う。
  • 事業形態(収益事業かボランティア事業か)は担当委員会で検討する。

■収益の分配(事業収入から必要経費を除いたもの)

  • 講師、サブスタッフには規定の謝礼及び日当を支給(収益事業の必要経費として)
  • 非営利活動法人として収益は社会問題解決のための資金として利用する
    (例:自然保護活動などの資金として利用)

■事務局

  • ガイドクラブ運営全般、上記各委員会の事業の事務作業、HP運営
  • ガイドクラブ例会(毎月第2木曜日PM8:00)
  • 勉強会(毎月第3木曜日PM8:00)
  • 研修会、強化訓練の実施